古民家って、どんな家?

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日本の古民家

古民家とは日本の住宅建築の中でも建築年数がかなり経過している民家のことをいいます。

最近は古民家を改造した住宅や、古民家をカフェやお店として改装している事例も増えてきています。

古民家に興味や関心を持つ方も多いですが、古民家の定義や歴史について詳しく知らない方も多いのではないでしょうか。古民家に関する情報を詳しく紹介していきます。

古民家の定義ってあるの?

古民家とは読んで字のごとく、古い家のことを指しますが具体的に築何年以上経過した建物のことを言うのか、建築条件などについて知らない方も多いでしょう。まずは古民家の定義について知っておきましょう。

古民家の定義とは

日本の住宅様式は年代によって異なりますが、実は古民家には具体的な定義が存在しないのです。

通常では戦前以前に建築されたもの、つまり大正時代よりも前に建築された住宅のことを指すことがほとんどです。

古民家の建築様式

最近日本では古民家のよさが見直されており、古民家を再生するプロジェクトなどが盛んに行われています。

その理由のひとつに古民家に多く用いられている釘などを使わない建築様式が、再度見直されていることがあげられます。

日本の伝統的な建築様式の耐久性と合理性が再認識されるようになり、取り壊される予定の古民家を再建築する動きが活発になってきたのです。

古民家の歴史

古民家と一口にいってもさまざまなタイプの古民家があります。時代や使用目的によっても建築様式が異なりまし、地域や気象条件などによって建築様式も変わってくるのです。

古民家の歴史

一般的に民家とは一般庶民が暮らす住宅のことを指す言葉であり、支配階級や上流階級の住まいと対比して用いられる言葉になります。

つまり古民家とは一般庶民(農民や町民を含む)が生活していた住宅の中で、建築様式が古いもの、年代が経過したものを言うのです。

日本では昔は現在の団地やマンションのような集合住宅はほとんどありませんでしたので、一軒家で古い民家のことを古民家と呼んでいます。

時代によって古民家の特徴も異なります。はるか昔の縄文時代の古民家は地面を円形に掘ってその中に柱を建てて、梁や木をつなぎあわせて作られた竪穴式住居でした。

それが鎌倉時代になってくると柱だけを地面に埋める工法から石の上に柱を建てるという工法へと進化していったのです。このように年代とともに建築様式も変わってきています。

古民家の種類

古民家には農家や庄屋屋敷、一般民家、商家だけでなく、白川郷のような特殊なタイプの民家も含まれます。

古民家の屋根は茅葺屋根が多いのですが、草、トタン張りなどの屋根を使っている古民家もあるのです。

古民家は学べば学ぶほど面白い

古民家が今注目されていますが、古民家にはさまざまな魅力やメリットがあります。古民家について学べば学ぶほど、古民家のよさを再確認できるでしょう。

古民家の建築様式

古民家の建築で使用される木材は現在の建築様式とは異なり、適材適所を採用しているのが最大の特徴になります。

多くの住宅メーカーでは資材をできる限りローコストで調達しているため、部分的に資材を使い分けるケースは少ないのが現状です。

しかし古民家では腐りやすい部分には欅、栗、ヒノキといった木材、家の梁には強度が高い松、内装にはスギといったように適した資材を使用して建築されているのです。

古民家は長期優良住宅

一昔前の日本の住宅の寿命は20年と大変短いものでしたが、近ごろは100年近く長持ちする長期優良住宅の建築をすすめる動きが活性化しています。

古い住宅は長持ちしないと考えてしまいますが、古民家こそ長期優良住宅になり得るのです。

古民家は適材適所で使用されている資材が異なりますので、きちんとメンテナンスをしておけば200年、300年と長く住まうことが可能になるのです。

今後も古民家を再生させる動きはまだまだ続くと予測されます。長期優良住宅に住みたいと考えている方は古民家も選択肢のひとつとして検討できるでしょう。

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